一次資料の探し方 しっかりした根拠を持てるようにしましょう♪

こんばんは〜 cacaponです〜

 

最近読んだ本がたまたま同じ事言ってたのか、

「調べ物をする時は一次資料に当たりなさい」

という文面を目にしました。

 

大学時代、調べ物と言ったらwikipediaで済ましていたcacapon…
曰く、それは調べた内に入らないのだとか。

 

そう言われると、Wikipediaで済ませていた人からしてみたら

「どうして?」ってなりますよね?

 

cacaponもなったので、なんでなのかまとめてみました〜

 

あとおまけで頑張って調べる事にチャレンジしてみました〜
残念ながら途中までしか追えませんでしたが…
それではどうぞ♪

 

 

一次資料って何?

weblio辞書からの引用*1 によると

>何らかの事項に関する資料のうち、

>独自性がある大本の資料や原典、

>元の文献そのものなどを指す表現。

だそうです〜

因みに、

>これに対して、一次資料について解説したり、

>一次資料を加工・編集した資料は

>「二次資料」と呼ばれる。

との事。大体が二次資料と言えそうですね〜

 

何で一次資料まで調べる必要があるの?

それは、自分の意見の根拠となりうる資料になるからです〜

 

何か主張する時、

「〇〇が言ってた」「〇〇に書いてあった」

というのは良く使うかと思います〜

 

この時、〇〇はホントに合ってるの?

って疑問に思いませんか?

cacaponは今まであんまり気にしてませんでした。

詐欺師から見たらカモですね(泣

 

だから、根拠として強い一次資料を使いましょうという話になるのですが、

何で一次資料だと根拠として強いのでしょう?

 

それは、「事実」だからです。

 

例えば私が考えた「cacaponロボ」というのがあるとしましょう。

体長50m,重量200tで目からビーム、

腕からミサイルを搭載したスーパーロボットです(笑

 

これは私が考えたオリジナルなので、

cacaponロボの資料としては

これが一次資料になります。

 

その後、capo助さんがcacaponロボの設定を見て、解説資料を作ってくれました。

一部を引用しますが、そこには「cacaponロボの目からビームは1万℃で、
どんな敵も一瞬で溶かすぞ!」と書いてありました。

 

気合いが入っていて、とても強そうな武器ですね、目からビーム♪

cacaponロボの設定を見てcapo助さんの解釈が入った物なので、こちらは二次資料になります〜

 

でも、cacaponロボの目からビームがあるのは事実ですが、

10000℃かはどうかは決めてませんし、

どんな敵も一瞬で溶かすかも決めてないので分かりません。

私が公式認定すれば、事実となるのでしょうが、

ここは認定してない事にしましょうか。

 

さて、これを見たcaca少年が

cacaponロボは10000℃の目からビームを出すんだぞ!

と主張したとしても正しくないのは分かるかと思います〜

事実と異なるのですから…

 

そんな感じで二次資料を根拠にすると、
事実と解釈が混ざったものになるので、
本当に合ってるか確かではなくなってしまうのですよ〜

 

なので、正しい根拠で書いたり意見を述べるためにも

一次資料を根拠に使うようにしましょう、という事ですね~

 

どうやって一次資料を探せば良いの?

学問によって違うかと思いますが、

プログラミング界隈だと

 

a:公式ドキュメントを読む

b:発表された学術論文を読み進めていく

 

という事が多いかな?と思います。

 

公式ドキュメントは結構すぐ見つかると思うので割愛します~

 

学術論文の探し方ですが…

ある本の記述で気になったのがありましたので、
例としてcacaponはこんな形で進めて行ったというのを紹介しますね~

 

①気になるワードを見つける

ある本*2を読んでいたら以下の文が書いてありました。

>TRWのデータによると、

>プロジェクトの初期段階

>(要求仕様解析やアーキテクチャ設計)での

>変更は、同様の変更をコンストラクション

>や保守の段階で行う場合に比べて

>50分の1から200分の1ですむことを

>示している。(Boehm and Pappacio 1988)

 

これは、保守とかのタイミングで変更をするよりも、

要求分析やアーキテクチャの段階で変更したほうが

コストがものすごくかからないですよってことなんだと思います。

 

…これは、ホントかな?そんなにコスト削減できるの??

何を根拠に1/50とか1/200って言ってるんだろう?

…これは、気になりますね!

 

この記事について調べてみることにしましょう!

 

②参考文献を調べる

こちらの本の場合、末ページに参考文献が50音順に並んでいました。
そこから元になった記事を探してみると…

Understanding and Controlling Software Costs

という論文みたいです。

 

③文献を検索する

そのままタイトルでググってみました。

たまたまですが、なんと論文が無料で見れる形式で見つかりました!*3

…全部英語で書かれていますが。

 

④関連する内容が書いてある場所を探す

cacaponは英語の素養がないので、翻訳機能を使いながら

いくつかのセンテンス毎に読んできます。

この辺で精神力が持ってかれました(笑)

 

⑤ その記事が一次資料か調べる

それらしい事が書いてある事を見つけました♪

(15ページの 2.2.1. Development vs. Rework Costs がそれに当たる内容です)

 

⑥ 二次資料なら②に戻る

と、やりたかったところなのですが、cacaponは力尽きてしまいました…

 

この後の流れとしてはその資料が一次資料か否かの見極めをします。

見極めとしては参考文献があるかないかでいいかと思います。

 

因みに今回の資料は[Boehm, 1976; Fagan, 1976; Daly, 1977]って書いてあったので、

その発言の根拠になった論文はあるようです、つまり二次資料でした。

 

 

終わりに

一次資料を基にして意見を伝えるというのは、

ブロガーや知識を伝える系のコンテンツを関わる人として

とても大事な姿勢になるんじゃないかなぁとcacaponは思います~

 

ですが、今回の例みたいに二次資料がそのまた二次資料を参考にして…

といった形になると一般の人には結構大変なのも事実です~

私も一つ記述を調べるのにグロッキーでしたし…

 

せめて、一人の情報コンテンツの発信者として

その情報は正しいのか?これを肝に銘じながら

発信していこうと思うcacaponなのでした~

 

願わくば、このブログを見て少しでも

主張の確かさについて考えるきっかけになってくれればと思います♪

 

出典

*1:https://www.google.com/amp/s/www.weblio.jp/content/amp/%25E4%25B8%2580%25E6%25AC%25A1%25E8%25B3%2587%25E6%2596%2599

weblioで一次資料を調べた結果ですね。

*2:コードコンプリート―完全なプログラミングを目指して (Microsoft PRESS)

最近、cacaponがめっちゃハマっている本です。初版の方なので内容は古めですが、良いコードを作るときに手元にあるとうれしい本かな?と思います~

*3:https://pdfs.semanticscholar.org/2147/c6218db2e35d40f4a7bdb87ed47e3814ef4b.pdf

Understanding and Controlling Software CostsのPDFファイルですね。
英語の論文です。