cacapon流、ゲームのコンセプトの考え方

皆さんこんにちは、ゲームクリエイターのcacaponです。

 

今日は、ゲームを創る時の「コンセプト」について、
cacaponはどう考えているか、具体例も踏まえながら
アウトプットしていきたいと思います。

 

 

コンセプトを作る時は「自分の欲しい」から始める

結論から申し上げますと、私のコンセプトは、
「自分にとって、これがあったらいいな」という思いから始まっています。

 

もっと成長すれば「誰かのいいなを形にする」といった感じになるのでしょうが、
私の場合は、まず自分ありきです。自分第一で考え始めます。

そうしないと、相手のいいなを探すところから始めるので、
今の自分にとっては大変だからです。

それに…
自分のいいなも形にできない人が、他人のいいなを形にできるとは思えない
というのも最近の自分の自論です。

なので、今の自分は「自分が欲しいもの」に焦点を当てて
コンセプトを決めているのです。

 

といっても、これだけだと伝わりにくい面があると思いますので、
具体例を3点挙げてみました。

これでcacaponはこう考えているのか~と伝わったらありがたいです。

 

例①:囲碁をもっと分かりやすくしたい、という気持ちから作った「Nigo

このゲームはcacaponが大学生の時に考えたゲームなのですが、
大まかなルールは駒を置いた周りに色がついていき、
何回か交互に駒を置いていって、色の領地が多い方が勝ちという
テーブルゲームになります。(動作はPC上ですが)

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Nigoはこんなゲーム

このゲームを創る前、個人的に囲碁ブームがありまして、

ヒカルの碁を読んだり、地元の初心者囲碁教室にも通ったりしていたのです。

 

が、いざやってみて…


「終わりが分からない」

「目(領地の数)が一目で分からない」

 

といった困りごとが出てきました。

 

上級者はここまでで終わり、目はこのくらい、と出来るのでしょう。

しかし、私にはできません。というか今も出来ないです。

 

なら、置く数を決めて、領地に色を付けたら分かりやすくなるんじゃない?
と思って作ったゲームが「Nigo(ニーゴ)」です。

 

結局リリースはしなかったので日の光に当たることはありませんでしたが、

自分のいいなを形にする、というのを実際にできたというのは

自分にとって大きな経験になりました。

 

例②:一筆書きを一人称にしたら…「StarTravel」

 

一筆書きのアプリってありますよね?

ひと時、スマホの広告で面白いのあったらやってみるって感じで

いろいろ手を出していた時があるのですが、

その時手を出したのが一筆書きのゲームでした。

 

それで、やってみて思ったのです。

「これ、基本的に俯瞰目線のものしかないけど、一人称だったらどうなるんだろ?」

 

そこで、考えたのが、

任意の地点が複数あり、最初の地点は自由に決められるけど、
決めた後から一人称になり、その地点からのルートしか見えなくなるゲーム
StarTravel」です。目的は二回以上同じ星(頂点)に行かず一周できるか?です。

 

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StarTravelのイメージ図。 左が一人称視点から見えるルート 右が実際のルート

この時、グラフ理論も興味あったので、その辺のエッセンスも
少し入っていると思います。

 

因みに、これは自分の頭の中で終わってしまった企画なので、

この話を聴いて、作ってみよっと思った方、すでに似たゲームがあるよ

とご存知の方がいたらコメントいただけると嬉しいです。やってみたいので(笑)

 

例③:もっと放置ゲームをシンプルに「Do-bot

5年前に始めてからドはまりしてしまった放置ゲーム。

ゲームの内容としてはプレイヤーが自動的に敵を倒してくれるので、

その間に手に入れた装備やアイテムで強化しながらステージを進めていく

といった内容のスマホ用ゲームです。

 

ただ、やってる方は分かると思うのですが、

ハマるとあんまり放置できないのです

というのも、そもそも放置の経験値は1日までのリミットがついていますし、

報酬分配の時間が決まっていて集計タイミングに集中するイベントや、
そもそも時間限定のイベントもあり、

さらにはデイリーミッションなどもあって、
「やりたい」要素でなくて「やらないといけない」要素が多いんです。

この、放置ゲームなのに時間に束縛されるというのが嫌でした。

 

後、「放置少女」がヒットした影響か、

他の放置ゲームもエロ要素ありきにカジ取りしている感じがあり、

これも個人的にはあまり好きではありません。

 

なんというか、麻雀自体はとても面白いのに、

賭けのイメージがついてしまうせいで悪いものだと敬遠される感じ…

に似ているといいますか。なんかもったいなく感じてしまうんですよね。

 

なら、もっとシンプルに、基本放置でオッケーでたまに見るくらいのゲームも

あっていいんじゃないかと考えているのが、「Do-bot」です。

 

今の所考えているのは、

  • 時間イベント、デイリーミッション、経験値リミットの撤廃。
  • ランキング報酬などの時間で集計しているモノの分散。
  • 課金要素も単一化してユーザーが迷わせない。
  • シンプルなエフェクト、インターフェース
  • エロいキャラは使わない。

といった感じですかね。

これに関しては、今でも個人的に作ろうかな~と思っているので、

出来上がったらお知らせしようかなと思います。いつになるか分かりませんが(笑)

 

おわりに

基本的に、私のコンセプトは「自分にとって、これがあったらいいな」を形にするところから始めています、というお話でした。

本当は会社のアプリの事も書こうかなと思ったのですが、
許可取ってないので、とりあえず自分の考えているものの中から
紹介させていただきました。

 

因みに、ここのブログで公開したコンセプトは自由に使っていただいて構いません。

もし、ここのコンセプトを元に何か作ったよ~という方がいましたら、

教えてくれると嬉しいです。

このコンセプトからどんなゲームが出来るのか楽しみですので♪

 

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。